田中
2024.11.12
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お疲れ様です、田中です。
前回は詳細設計についてまとめましたが、今回は基本設計についてまとめていきたいと思います。
前回基本設計について軽く触れましたが、詳細設計を行うために必要な大まかな定義が設計されております。
システムのユーザーが直接目に見える部分の機能を構築するための設計であるため、非常に重要となります。
以下では、もう少しわかりやすく基本設計について掘り下げていきたいと思います。
基本設計とは、システム開発における工程の一つで、要件定義で定義した要件を機能別に分け、それぞれの機能が「何を実現するのか」を具体的に決定することです。
基本設計の工程ではシステムの全体像を大まかに捉えることを目指します。
基本設計の結果や成果をまとめた資料を基本設計書といいます。
システム開発は「要件定義」「基本設計」「詳細設計」「開発」「導入」という流れで行われます。
基本設計は要件定義で開発するシステムの目的を明らかにした後に、それをどのように実現するのかという概要をまとめる役割を持っています。
インフラとはインフラストラクチャーの略で、システムやアプリケーションを動かすために必要な基盤部分を指します。
そのため、インフラでの開発はコードを書くプログラミングを行いません。
インフラ開発をする場合には、通常のシステム開発とは基本設計に必要な項目が異なり、サーバ数やサーバのスペック、OSを何にするかの指定などを基本設計に盛り込む必要があります。
システム開発において外部に開発を委託する場合が多くあります。
その場合に発注時点の要望と実際の開発の方向性が合っているかをすり合わせる必要があり、そこで重要な役割を果たすのが基本設計です。
基本設計の工程は発注者側にシステムの完成の全体像を提示する役割と、開発者側にシステム開発の方法を提示する役割の二つを担っており、両者の方向性を合わせることができます。
作業工程の途中で問題が見つかった場合、それ以前の作業段階に戻ってやり直さなければなりません。
システム開発は前の工程を全て完成させてから次の工程に移る手法をとるため、手戻りをすることになった場合は費用と時間の大幅なロスにつながります。
しかし、基本設計で要件定義の内容を実現する方法をしっかりとまとめておけば、手戻りを防ぐことができます。
無駄なコストをかけないために、基本設計をしっかりと行うことは重要です。
基本設計、詳細設計を行う重要性についてまとめましたが、システムエンジニアであればどちらの設計も行う機会があると思います。
それぞれがどのような目的、役割を持っている工程なのかを理解した上で作業を行わなければ、以降の工程がスムーズに進まなくなる可能性があります。
費用や時間などコストを見据えて、費用な工程をしっかりとこなしていくことがとても大事になります。
自分自身もそうですが、今一度各工程に必要な目的などをしっかりと確認した上で作業を行っていきたいですね。