名井
2024.08.02
19
こんにちは!名井です!
今回はIBM Cluodの概要や金額面や利用シーンについてご説明させていただきます。
多くの企業がAWSを用いてアプリケーション開発等を行なう傾向があるものの、
使用用途次第で変化する料金プランを考えてしまうと尻込みしてしまうと感じたことございませんか。
そこで同じように考えている私も興味があり調査を行ないました。
IBM Cloudは、さまざまなクラウドサービスを提供するプラットフォームで、無料利用枠やサーバレスアプリケーションの開発など、多くの利点があります。
以下に、IBM Cloudの特徴と利用方法について詳しく説明します。
AWS、GCP、Azure、IBM Cloudの無料利用枠を比較すると、それぞれに特徴があります。
以下に各サービスの無料利用枠の概要を示します。
・ AWS (Amazon Web Services) :
・ 常に無料:Lambda(毎月100万件のリクエスト)、DynamoDB(毎月25GBのストレージ)など
・12か月間無料:EC2(t2.microまたはt3.microインスタンスが毎月750時間)、S3(毎月5GBのストレージ)など
・ Google Cloud Platform (GCP):
・ 常に無料:Cloud Functions(毎月200万件のリクエスト)、Firestore(毎月1GBのストレージ)など
・ 12か月間無料:Compute Engine(f1 ・microインスタンスが毎月750時間)、Cloud Storage(毎月5GBのストレージ)など
・ Microsoft Azure:
・ 常に無料:Functions(毎月100万件のリクエスト)、Cosmos DB(毎月400 RU/sのプロビジョニングスループット)など
・ 12か月間無料:Virtual Machines(B1Sインスタンスが毎月750時間)、Blob Storage(毎月5GBのストレージ)など
・ IBM Cloud:
・ 常に無料:Cloud Functions(毎月500万件のリクエスト)、Cloudant(毎月1GBのストレージ)など
・ ライトプラン:IBM Watsonの一部機能やデータベースサービスが無期限で無料利用可能。
IBM Cloudの無料利用枠は非常に充実しています。
以下のようなサービスが無料で利用できます。
・ 常時無料のサービス:
・ IBM Cloud Functions:毎月500万件のリクエスト
・ IBM Cloudant:毎月1GBのデータストレージ
・ IBM Watson Assistant:毎月10,000回のAPI呼び出し
・ IBM Watson Text to Speech:毎月10,000文字
・ IBM Db2 on Cloud:毎月200MBのデータストレージ
・ IBM Cloud Object Storage:毎月25GBのストレージ
・ プロモーション:
・ 200米ドルのクレジット:サインアップ後30日間有効な200米ドル分のクレジットが提供されます。
これらの無料利用枠を活用することで、さまざまなクラウドサービスをコストをかけずに試すことができます。
IBM Cloudではサーバレスのアプリケーション開発が可能です。
特にIBM Cloud Code Engineを使用することで、サーバレスアプリケーションを簡単にデプロイし、管理することができます。
IBM Cloud Code Engineは、以下の特徴を持っています。
・ フルマネージド:インフラストラクチャの管理を気にせずに、アプリケーションのコードに集中できます。
・ 自動スケーリング:リクエストに応じて自動的にスケールアップ・スケールダウンします。
・ Kubernetesベース:Kubernetesの知識がなくても利用可能です。
これにより、開発者はインフラストラクチャの管理から解放され、アプリケーションの開発に専念することができます。
IBM Cloudのライトプランを使用してPHPを用いたアプリケーション開発を行うことは可能です。
IBM Cloudのライトプランでは、Cloud Foundryを利用してPHPアプリケーションをデプロイすることができます。
主な特徴:
・ Cloud Foundry:IBM Cloudのライトプランでは、Cloud Foundryを利用してPHPアプリケーションを簡単にデプロイできます。
Cloud Foundryは、ビルドパックを使用してPHP環境を自動的に設定します。
・ 無料利用枠:ライトプランでは、256MBのCloud Foundryメモリが無料で提供されます。
これにより、小規模なPHPアプリケーションを無料でホスティングできます。
・ 簡単なデプロイ:`cf push`コマンドを使用して、ローカル環境から簡単にアプリケーションをデプロイできます。
デプロイ手順の例:
1. Cloud Foundry CLIのインストール:まず、Cloud Foundry CLIをインストールします。
2. ログイン:IBM Cloudにログインし、ターゲットを設定します。
3. アプリケーションのデプロイ:PHPアプリケーションのディレクトリに移動し、`cf push`コマンドを実行します。
これにより、PHPアプリケーションがIBM Cloud上で実行されます。
IBM Cloudのライトプランでは、さまざまなプログラミング言語を利用してアプリケーション開発が可能です。以下の言語がサポートされています。
・ Node.js:JavaScriptでサーバーサイドのアプリケーションを開発できます。
・ Python:データ処理や機械学習に適した言語です。
・ Java:エンタープライズアプリケーションの開発に広く使用されています。
・ Go:高性能なネットワークアプリケーションの開発に適しています。
・ Ruby:Webアプリケーションの開発に適した言語です。
・ PHP:Web開発に広く使用されている言語です。
・ Swift:iOSアプリケーションの開発に使用されます。
これらの言語を使用して、Cloud FoundryやKubernetes上でアプリケーションをデプロイすることができます。
IBM Cloudのライトプランを使用して、AWS Cloudでのアプリケーション開発を目的とした検証を行うことは可能です。
IBM Cloudのライトプランは、無料で利用できる範囲が広く、さまざまなサービスを試すことができます。
IBM Cloudライトプランの特徴:
・ Cloud Foundry:PHP、Node.js、Python、Javaなどのアプリケーションをデプロイ可能。
・ IBM Cloud Functions:サーバーレスアーキテクチャを利用して、イベント駆動型のアプリケーションを構築可能。
・ Watson API:AI機能を簡単に統合可能。
・ Cloudant:NoSQLデータベースを無料で利用可能。
これらの機能を活用することで、AWS Cloudでのアプリケーション開発に必要な技術やアーキテクチャの検証を行うことができます。例えば、サーバーレスアーキテクチャの検証や、AI機能の統合などが考えられます。
IBM Cloudの無料利用枠やライトプランを活用して、さまざまなクラウドサービスを試し、最適なソリューションを見つけてください。
料金のみならず無料でもサービスが充実しているクラウドサービスのプラットフォームもあるので、
法人として導入するだけでなく、個人の検証用としても導入することが出来ることから
効率的な開発につなげていけるのではと思いました。