Laravelの概要と導入の流れ、CakePHPとの比較

名井

2024.08.01

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こんにちは!名井です。

今回はLaravelの概要や導入から今まで私が実務で触れてきたCakePHPと比較した際の考えについてご説明いたします。

Laravelの概要と導入の流れ

Laravelの概要

Laravelは、2011年頃開発されたPHPのWebアプリケーションフレームワークです。

エレガントでシンプルなコードを書くことができるため、開発者にとって非常に人気があります。

また、Laravelは、以下のような特徴を持っています。


・エレガントなシンタックス:

Laravelは、読みやすく書きやすいコードを提供します。

・豊富な機能:

認証、ルーティング、セッション管理、キャッシングなど、多くの機能が標準で提供されています。

・強力なツール:

Artisan CLIやEloquent ORMなど、開発を効率化するためのツールが豊富です。

・コミュニティとサポート:

活発なコミュニティと豊富なドキュメントがあり、初心者でも学びやすい環境が整っています。

Laravelの導入の流れ

Laravelの導入は比較的簡単で、以下の手順で行います。


・WebサーバーからComposerまでの導入:

まずは、フレームワークを問わずPHPを使用したWebシステム開発環境を構築する上で最低限必要なソフト等を導入する。

                    

・新しいLaravelプロジェクトの作成:

次に、新しいプロジェクトを作成します。

・環境設定:

`.env`ファイルを編集して、データベース接続などの環境設定を行います。


・マイグレーションの実行:

データベースのテーブルを作成するために、マイグレーションを実行します。


・サーバーの起動:

開発サーバーを起動して、アプリケーションを確認します。

CakePHPとの比較

LaravelとCakePHPはどちらもPHPのフレームワークですが、それぞれに特徴があります。


・柔軟性:

 ・Laravel: 高い柔軟性を持ち、開発者が自由にカスタマイズできます。最新の技術やトレンドに対応しやすいです。

 ・CakePHP: 規約に従った開発を推奨しており、一貫性のあるコードを書くことができますが、柔軟性はやや低いです。


・学習コスト:

 ・Laravel: 豊富なドキュメントとコミュニティサポートがあり、初心者でも学びやすいです。

 ・CakePHP: シンプルな設計で、初心者でも理解しやすいですが、規約に従う必要があります。


・開発スピード:

 ・Laravel: 多機能で利便性が高く、大規模な開発に向いています。

 ・CakePHP: 規約に従うことで高速な開発が可能ですが、柔軟なカスタマイズには時間がかかることがあります。


・コミュニティとサポート:

 ・Laravel: 活発なコミュニティと豊富なリソースがあり、サポートが充実しています。

 ・CakePHP: コミュニティは活発ですが、Laravelほどの規模ではありません。

まとめ

Laravelは、エレガントなシンタックスと豊富な機能を持つフレームワークで、柔軟性が高く、最新の技術に対応しやすいです。

一方、CakePHPは規約に従った開発を推奨し、高速な開発が可能ですが、柔軟性には欠ける部分があります。

どちらのフレームワークもそれぞれの強みがあり、プロジェクトの要件に応じて選択することが重要です。

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